樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や草花を墓標とするお墓の事です。
霊園や寺院などの一角に樹木葬用のお墓が準備されているケースが一般的ですが、山林のような場所に埋葬する樹木葬もあります。
樹木葬は、「自然の中で永眠したい。」という人や、「できるだけお墓を安く済ませたい。」という人などに人気です。
また、承継者がいなくなってしまった場合にも、永代供養をしてもらうことが可能なので「お墓を継いでくれる人がいない。」という人にも向いているお墓です。
墓石がないので安い
一般的なお墓の場合、墓石代に60万円~150万円ほどかかりますが、樹木葬の場合は、樹木や草花を墓標とすることから墓石がいらないので、そのぶん安くすることが出来ます。
種類によって値段が異なる樹木葬
樹木葬には、主に公園型と里山型と呼ばれるタイプがあります。
公園型は、交通アクセスのよい都市部にあり、区画整理されている場所にあることが多いです。
お寺や霊園が管理するお墓の一角にある樹木葬も公園型にあたり、一般的な樹木葬になります。
一方の里山型の樹木葬は、お寺や霊園が管理する里山に遺骨を埋葬する方法で、墓標として植樹した木の下や、自然に生えている木の下などに埋葬します。
公園型の樹木葬よりも、より自然に近い形の樹木葬になります。
樹木葬は埋葬方法にも違いがあり、個別タイプ、合葬タイプに分かれています。
個別タイプは、文字通り個別に遺骨を納められるタイプで、家族で一緒に入る事も可能ですが、33回忌など一定の期間が過ぎると合葬されることになります。
樹木葬の値段は、10万円〜200万円ほどと言われていて値段にかなりの幅があります。
樹木葬の中でも一番安いのは、合葬タイプで、10万円~20万円位になりますが、ガーデニング墓とよばれるお墓の周りにイングリッシュガーデンのような綺麗なお花で囲まれたお花になると、100万円~200万円位かかると言われています。
また、石のプレートを設置したりすると、追加費用がかかるため注意が必要です。
樹木葬より永代供養墓が安い
樹木葬は墓石を建てるのに比べると費用を抑えられますが、永代供養墓と比べると高くなります。
樹木葬の相場は10万円〜200万円くらいかかりますが、永代供養の相場は5万円~30万円ほどです。
樹木葬は気になるけど、少しでもお墓の費用を抑えたい・・という方は永代供養墓の検討をおすすめします。