自分で散骨すれば０円？！ってホント？

自分で散骨すれば０円？！お金をかけない葬送方法

自分で散骨すれば、お金をかけずに葬送できると聞いたのですがホントですか？

自分で散骨をすればお金はかかりませんが、散骨できる場所が限られている上、散骨のルールもあり、むやみに散骨するとトラブルの原因になるので注意が必要です。

散骨とは、粉末状にした遺骨を海や山にまく葬送方法です。

確かに、遺骨を散骨すれば、お墓を準備する必要も、お墓を管理する必要もありませんので、自分で散骨をすると０円で遺骨のご供養を済ませる事も出来ます。

ですが、散骨を行うにはそれなりのルールもあるのです。

亡くなった祖父が好きだった山に散骨できますか？

散骨は、法律的には何の問題もありませんが、散骨を禁止している市区町村もあり、散骨をしていい場所、散骨してはいけない場所があります。

自分で散骨をしたい場合には、散骨禁止区域に撒こうとしていないか調べておく必要があります。

散骨できる場所は決まっており、主な散骨場所としては、海や山です。

ですが、海や山ならどこでもよいというわけでもなく、海や山でも散骨可能な場所、散骨不可の場所があるのです。

山なら、国有地や私有地なら管理者の許可が必要になりますし、観光地がある場合や近くに水源があれば、たとえ自分が所有している山でも散骨できません。

海でも、海水浴場はもちろんのこと、沿岸沿いや漁場に近い場所の散骨も禁止されています。

また、散骨については市区町村が禁止している場所もあります。

このように、散骨できる場所を探すのは意外と大変なのです。

散骨できる場所であっても、場合によってはトラブルの原因になる事もありますので、自分で散骨をする場合には、リスクが伴うという事を理解しておきましょう。

散骨するには遺骨を粉末状にしなくてはならない決まりがあり、遺骨を細かく砕かない状態で散骨すると遺骨遺棄罪に問われる可能性もあります。

遺骨とわかる状態で散骨した場合、その遺骨を見つけた人が殺人事件と勘違いして大騒ぎになる可能性もありますし、遺骨遺棄罪という法律に触れてしまいます。

そういった理由から、散骨する際には、遺骨を粉末状にする必要があるのです。

遺骨を粉末状には、かなりの労力と時間がかかりますし、遺骨を自分で粉末状にすること自体に抵抗があるという人もいるようです。

大きさのある遺骨は散骨することができませんので、粉骨してくれる業者に依頼する方が安心かもしれません。

確かに自分で散骨すればお金はかかりませんが、散骨していい場所を探すのが大変だったり、遺骨をパウダー状にするのが大変だったりトラブル対策が必要だったりして思いのほか大変です。

どうしても散骨したい・・。という方は、散骨業者に頼んだ方がよいかもしれません。

散骨は意外と面倒だった・・。

もっと楽に遺骨を処分したい。

と思っている方におすすめなのが送骨です。

送骨とは、遺骨を郵送で霊園や寺院におくって永代供養してもらうという方法です。

送骨なら、インターネットから申し込んで、送られてくるキットに遺骨と必要書類を入れてゆうパックで送るだけでOK。

下記のところなら、梱包に必要なものは全てキットとして送られてきますし、返信用のゆうパック伝票も、申し込み時のデーターをもとに全て印刷されているので、送り主の情報を書く必要もなく、梱包した箱の上にペタッと貼って送るだけです。

郵便局に行くのが面倒なら、集荷依頼をすれば家にいながら送骨が完了するので、とにかく楽ちんです。

送料は送骨申込時のお金の中に含まれているので、送料を心配する必要もありません。

送骨も、散骨と同じようにお墓を準備する必要がないことから、安価に葬送できると人気です。

散骨は、まだまだ賛否両論の意見があり、全ての人が受け入れてくれる葬送方法ではありません。

散骨を希望する際には、事前に親族とよく話し合っておくことも大事です。