遺骨を自宅で保管する自宅供養だと、場所をとってしまったり、遺骨にカビが生えたりしないように管理するのが大変だったりもします。
お墓を持つつもりがなく、遺骨を自宅で保管したり、手元供養を考えている方でも、骨壺に入っているとはいえ、骨の姿のまま遺骨を自宅に置くことに実は抵抗がある・・という方も。
そんな方に今注目されているのがダイヤモンド葬です。
ダイヤモンド葬とは?
ダイヤモンド葬は、手元供養の一種なので、お墓を必要としません。
遺骨から作るダイヤモンドは、メモリアル・ダイヤモンドや遺骨ダイヤモンドとも呼ばれています。
近年、お墓はいらないと考える人が多くなっており、テレビや雑誌などで取り上げられたことで近年注目されるようになりました。
遺骨ダイヤモンドは、特殊な製法で作られる人工ダイヤモンドですが、その輝きは天然のダイヤモンドにも劣らないくらい綺麗です。
見た目は完全なダイヤモンドなので、ペンダントや指輪など、アクセサリーにして身に着けていても全く違和感もありませんし、大切に供養しようという気持ちもさらに強くなるかもしれません。
遺骨が美しいダイヤモンドに生まれ変わるなんてとても素敵ですよね。
遺骨からダイヤモンドを作る方法
高熱で圧縮することにより遺骨が透明や青色のダイヤモンドになるそうです。
色合いは、遺骨に含まれる微少元素によって自然に決まるようで、完成するダイヤモンドの色味は様々です。
出来上がったダイヤモンドの原石は、カットされ研磨されて美しいダイヤモンドになります。
ダイヤモンドのまま受け取る事もできますが、依頼すればペンダントなどのアクセサリーにもしてもらえます。
家族で分けられるように複数個のダイヤモンドを作ることも可能ですし、古い遺骨からダイヤモンドにすることもできるので、墓じまいを考えている方にも人気です。
遺骨ダイヤモンドを作成してくれる会社は、海外にありますが、インターネットからの注文や日本にある支店や代理店などで申し込むことができます。
遺骨ダイヤモンドの値段
遺骨ダイヤモンドの値段は、作成するダイヤモンドの大きさやカットの仕方、デザインなどで違ってきます。
遺骨ダイヤモンドも高価なものになると、お墓を建てるのと同じくらいの値段にはなりますが、お墓の維持・管理費がかからない点、檀家にならなくてもよい点などはダイヤモンド葬のメリットと言えるでしょう。