送骨とは、遺骨をお寺や霊園に郵送で送り納骨してもらう葬送方法です。
比較的新しい納骨方法ですが、インターネット上で手続きができ、遺骨をお寺や霊園に持参しなくても納骨できるので、コロナ禍の今注目を集めています。
送骨は5万円程度からできる納骨方法で、お墓を建てるのに100万円~200万円位かかる事を考えると格安の納骨方法と言えるでしょう。
送骨とは?
送骨の場合、お寺や霊園が遺骨を管理・供養してくれる永代供養の場合が多く、低価格で納骨できることが最大の特徴です。
宗派に関係なく誰でも利用することができます。
郵送で納骨できるので、遠くにあるお寺や霊園にも気軽に送ることが出来ます。
送骨の申し込みはスマホからでも簡単にでき、申し込むと送骨用の梱包キットが送られてきます。
送骨キットには、送骨に必要なものが全部入っているので、送骨梱包キットが送られてきたら、遺骨と必要書類を入れて送るだけで納骨できます。
その手軽さと簡潔さ、料金の安さが現代のお墓に対するニーズとマッチしており、送骨の利用者は年々増えています。
ひと昔前までは、故人のためにお金をかけて立派なお墓を作って手厚く供養するという事が当たり前でしたが、現在では、お墓には費用も手間もかけたくないという人が増えており、送骨に人気が集まっているようです。
近年人気の送骨ですが、どのお寺や霊園でも送骨をおこなっているわけではないので、送骨を利用する際には、送骨を行っているところを探す必要があります。
一番安い送骨はどれ?
送骨にも値段の差がありますが、これはどういった納骨方法を選ぶのか?によって違ってきます。
送骨でも一番安いのは初めから合葬墓に合祀されるタイプです。
下記のところであれば、合葬墓タイプの送骨が、税込み、送料込みで49,800円から利用することができます。
申込時に支払いを済ませれば、追加料金は一切ありません。
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その他、送骨には一定期間個別スペースに納骨されるタイプなどもあります。
送骨が安い理由
送骨の場合、すでにあるお墓に納骨されるため、お墓を建てる必要がありません。
一般的な送骨の費用は、遺骨の埋葬とその後の永代供養がセットになっています。
初期費用を払ってしまえば管理費は不要というところも多く、合祀の場合は5万円程度で、個別に納骨する場合は10万~30万円程度です。
お墓を建てる場合の費用が100万円~200万円位かかるのと比較すると、送骨はかなり安い金額で遺骨を納骨し、ご供養することができます。
また、送骨の場合は、納骨の際の納骨式に参加する必要もありませんので、納骨式に必要な費用もかかりません。
納骨式に親戚が集まるということもありませんので、納骨後の会食にかかる費用も不要になります。
このように、送骨なら、お墓にかける費用を大幅に下げる事ができます。
送骨に必要な書類
火葬許可証又は改葬許可証のない遺骨は「墓地、埋葬等に関する法律」により、納骨することが出来ないことになっています。
そのため、送骨にも「火葬許可証」か「改葬許可証」のどちらかが必要になるのです。
送骨で火葬許可証が必要な場合
火葬を済ませていて納骨していなければ、火葬許可証は自宅にあるばずです。
火葬許可証とは、亡くなった人の遺体の火葬を許可する証明書類で、火葬をする前にで発行されます。
火葬が終わると、火葬許可証には火葬執行済の印が押され、埋葬許可証となり、遺骨と一緒に返却されます。
この許可証があって初めて納骨する事ができるようになります。
火葬許可証は、埋葬許可証も兼ね備えているので自治体によっては、埋火葬許可証という名前になっています。
火葬許可証は、再発行もしてもらえますので、もし見つからない時には市区町村役場で再発行してもらいましょう。
送骨で改葬許可証が必要な場合
すでにお墓や納骨堂に納骨している遺骨を別のお墓や納骨堂に移動させる事を改葬といい、その時に必要になるのが改葬許可証です。
そのため、お墓に納骨している場合は、送骨でも改葬許可証が必要になるのです。
改葬を行うには、現在遺骨を預けている墓地や納骨堂がある市区町村長の許可が必要で、勝手に移すことはできません。
改葬許可証は、市区町村役場で発行してもらえます。
お墓に納骨している遺骨を送骨したい時には、「改葬許可証」を準備しておきましょう。