うるう年にはお墓をたてるのはよくない・・。
そんな話聞いたことありませんか?
うるう年にお墓を建てるとよくないと言われるのには、ちゃんとした訳があります。
うるう年にお墓を建てるとよくないと言われるのは何故?
うるう年にお墓を建てるのはよくない・・。
そんな話がされるようになったのには、太陰太陽暦が関係しています。
日本では明治5年に太陽暦(グレゴリオ暦)が導入されるまで太陰太陽暦が使われていました。
太陰太陽暦では、月の満ち欠けをもとに、新月から新月までをひと月としています。
新月から新月までは平均して約29.5日なので、1年では太陽暦の1年より約11日短くなります。
そのままだと、季節とこよみがどんどんずれていってしまうため、3年に1度うるう月を入れて、そのずれを調整していました。
3年に1度、うるう月のある年は1年が13カ月となるわけです。
太陰太陽暦が使われていた江戸時代には、武士のお給料は年払いでした。
1年が13カ月になってしまうと、1か月分の生活費が余計にかかる事になるので、うるう年には、お金がかかるお墓を建てることは避けられていました。
そういった理由が、いつの間にか「うるう年にお墓を建てるのはよくない」と言われるようになったのです。
うるう年にお墓を建てたらいけない・・。
それは今でも残っている噂話にすぎませんので、うるう年にお墓を建てても全く問題ありません。
お墓を建てたらいけない時期はある?
お墓を建てる時期については、諸説いろいろありますが、実は、お墓を建てる時期についての決まりはありません。
仏滅にお墓を建てたとしても全く問題ありません。
お葬式では、友引にお葬式を行うと、故人と親しかった方まで連れていかれると言われることから、友引は避けられる事もありますが、友引にお墓を建てても大丈夫なのです。
宗教上でも、お墓を建てる時期についての決まりごとはありませんので、いつお墓を建ててもよいのです。
また、お墓は、亡くなった後はもちろん、生きているうちに建てることもできます。
お墓はいつ立ててもOKだけど家族との話し合いも必要
お墓は、いつ建てても問題ありませんが、家族間で「うるう年にお墓を建てたくない。」という人や「友引にお墓は建てない。」という人もいて意見が分かれる事もあるかもしれません。
迷信や噂話であっても、気にする人、気にしない人、人によってさまざまです。
お墓を建てる際には、後々のトラブル防止のためにも、家族間でしっかりと話し合いをしておきましょう。